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Swan chair FH3320@bellbet吉祥寺店

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「Swan chair(スワンチェア) FH3320」ついてbellbet吉祥寺店 店長の丸山さんにインタビューしてきました!

こちらはSwan chair FH3320です。スワンチェアの特徴を教えてください

このチェアは1958年、アルネ・ヤコブセンという方がデザインしました。
スワンチェアは、デザインされてからずっとフリッツハンセンというメーカーで作り続けられているチェアなんです。
このチェアは1969年製造で初期のモデルになります。

ここに貼ってあるステッカーに1069と書かれていますが、これは作られた年代です。69年の10月製造という意味です。

初期モデルは作りが違いますか?

現行のモデルとは作りもだいぶ変わってきます。
大きな違いは脚の作りです。
アルミの削り出しになっていてパーツに分かれていないんです。

パーツに別れているものが多いと思うんですけど、この脚はこれで一つ。非常に手の込んだ作りになっています。

ちなみにこの脚のデザインがヤコブセンがデザインしたものになります。現行のデザインにはヤコブセンの死後、メーカー側に変えられました。

現行のアイテムとのデザインの違いもビンテージ家具のおもしろさですね

それもあります。根本のデザインは一緒ですが微妙な違いが生まれてくるんです。
その当時の時代背景、コスト、デザイナーの拘り、さまざまな要素がありますね。
ですからデザイナーの意思がそのまま形として残っているのはこういったビンテージ家具なのかなと思います。

Swan chair FH3320が作られた経緯を教えていただけますか?

デンマークの首都、コペンハーゲンにあるSASロイヤルホテルのロビー、レセプションエリアの為にデザインされたチェアです。
このSASロイヤルホテルは世界で初めてのデザイナーズホテルです。
当時、ヤコブセンはチェアだけではなく建物、家具、カトラリーまで全てのデザインを手がけています。

今このチェアに使われている張地は当時のままでしょうか?

当時使われていたメーカーと同じ張地です。
クヴァドラのハリンダルというシリーズですね。
クヴァドラもデンマークに昔からある老舗のファブリックメーカーです。

Swan chair FH3320のメンテナンスの方法を教えていただけますか?

木材やレザーではないので、匂いが気になるような時は、消臭系のファブリックスプレーを使っていただくのがいいと思います。
長年使っていただいくとどうしても生地も弱ってきますので、その時は張り替えをオススメします。
生地によって金額が異なりますので、ご相談ください。

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