ショップ体験記

新たに誕生する「THE FACTORY」に秘められた「ナガノインテリア」の想い

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ナガノインテリアに誕生する「THE FACTORY」
2021年初夏オープン予定の「THE FACTORY」
ナガノインテリアのさまざまな想いから実現した新店舗。
「家具」という一言では終わらない、環境にも配慮されたファクトリーとは一体どのような店舗になるのでしょうか。
永野社長にいろいろお話を伺うことができました。

>>「ナガノインテリア」永野社長対談記事はこちら

本社に新店舗「THE FACTORY」を作る理由

ーー「THE FACTORY」とはどのような店舗なのでしょうか?

まず、家具を製作している本社だからこそできる店舗にしようと考えました。
そして他にはない特別な店舗として、お客様に足を運んでいただける店舗にしたいと考えています。

ーー本社に「THE FACTORY」を作ろうと思ったきっかけを教えていただけますか?

「ナガノインテリア」にとって一番魅力的な場所は本社でなければならないと思ったんです。
「ただ家具が作られているだけ」ではなく、「開発」「生産」「販売」すべてを集約した環境を作ることがとても大事だと思いました。
確かにマーケットの中心は東京をベースとした関東だと思います。しかしすべてを集約した場所を本社に作りたいと思いました。

ーーすべてを本社に集約することでメリットはあるのでしょうか?

販売や営業をしている社員は、お客様と接することで自分のしている仕事の価値を確認できます。
しかし工場で働いている職人はお客様と接する環境ではないので、家具を作って終わってしまうんです。お客様と接する機会がないから自分のこととして捉えにくい。
お客様に足を運んでいただける環境を本社に作ることで、工場で働いている人間もお客様と接する環境を作れるのです。

ーーお客様のご希望やご要望をより商品に反映させやすい環境作りですね。
「THE FACTORY」で力を入れていこうと思っているところを教えてください。

接客です。製品の説明、ブランドコンセプト、そういったものをいかにわかりやすくお客様に伝えていくか。これは非常に大事になります。
弊社の家具は1%も値引き販売したことがありません。価格競争が起きないブランドなんですね。
安売りをしないで販売をしていける、接客には絶対的な自信を持っています。

そして接客を引き立たせるという意味でも、売り場の環境はとても大事。販売空間にも力を入れていきたいと考えています。
それだけでお客様の見方も変わりますから。

「ナガノインテリア」のコンセプトである「ベーシック」を表現すること

ーーナガノインテリアを表現するには「THE FACTORY」がとても重要になってくるのですね。

ナガノインテリアのブランドコンセプトでもある「ベーシック」に沿った店舗、そして素材なども含めてファクトリーで表現できれば、今までと全く違った空間、商品に見えてくると思います。

ーーナガノインテリアの家具は素材を厳選されていますが、理由はあるのでしょうか?

これも「ベーシック」というコンセプトに繋がります。お客様からすると、「張地が100種類以上あります」「ランクが分かれているのでこの中から選んでください」と言われたら選ぶのが大変ですし面倒だと思うんです。
結局、極端な話「いろいろ用意していますから、その中から勝手に好きなものを選んでください」ということです。それは私が考えている、接客を軸とした「ナガノインテリア」のブランディングとは違うんです。

「ベーシック」を表現する上で大事なことは、徹底的にブランドコンセプトにあったものを選べるようにすることです。
もちろんお客様にとって選んでもらう楽しさというのは大事なことですから、「ナガノインテリア」としての幅広い選択肢は用意しています。

ーー厳選された生地、素材、商品を集めた店舗が「THE FACTORY」ということですね。

そうです。すべてがオリジナリティになるんです。
「THE FACTORY」がオープンすることで、商品はもちろん、店舗、そして接客の仕方すべてが違ってくると思います。
気持ちの面でも違います。自信を持って自社の家具について接客できれば、お客様に納得していただけると思っています。

ーー「THE FACTORY」がオープンしてお客様にきていただくのが楽しみですね。

ーー「THE FACTORY」はいつ頃完成予定なのでしょうか?

現状、初夏を予定しています。

ーーオープンするにあたって、どのような店内にしていく予定ですか?

本社が自然豊かな場所にありますから、四季を表現したいと思っています。
四季折々の暮らしや来店されるお客様が求められている商品やそれを求める気持ち、、そして店舗の居心地を完全にリンクさせたいと思っています。

ーーすごく素敵な空間で、いつ来店されてもワクワクする店舗になりそうですね。

飽きのこない空間になると思いますよ。
四季を感じて生きることが、人生にとってとても幸せなことだと思うんです。太陽の光が差し込むような空間を考えているので、四季をより一層感じられる空間になると思います。
太陽の光というのは生きる上で欠かせないものですし、それがなければ木も育ちませんからね。
そして四季を感じることは家具にも繋がってくることだと思っています。

THE FACTORYの選べる素材、お客様の満足感をコンセプトにする「モノラボ」

ーー「THE FACTORY」にはどのような商品を置く予定なのでしょうか?

ベースとして取り扱う商品は、市場に出ている商品とほとんど変わらないものになります。
ただその中でもここでしかできないことをやっていこうと考えています。
2階にギャラリーとして店舗を作り、1階を資材倉庫として使います。
この倉庫では実際にお客様に素材をみてもらえるようにします。
「モノラボ」と言って、ここでは余った材料やちょっとキズがついてしまった革、節があって製品には使いづらい木材なども置き、その中からでもお客様に選んでもらえるように考えています。

基本的に取引先などに製品を出す場合は、金太郎飴のようにすべてが同じでなければなりません。
ただ最初から見て確認していただくことができれば、傷や節などは天然の味であり雰囲気になるんです。

ーーお客様自身で素材から選べるような空間を作るのですね。
個性的な素材から選びたい人も多いですよね。

そうです。
最初にお客様自身で見てもらって選んでもらうのです。
これは素材がある場所、工場がすぐそばにあるからできることなんです。

ーー置いてある素材の中から選んで、その木材が商品になっていくなんてすごいですね。普通の店舗では絶対にできない、工場直営だからこそできる強みですね。

ファクトリーの醍醐味のひとつです。
本来捨てられていたかもしれない素材に付加価値が付いて製品に変わりますから環境にも良いですし、コンセプトにも沿っています。
お客様も素材から選んだ満足感もありますから「モノラボ」の一番の特徴だと思います。

ーー素材から選べる楽しみ。そして普段は使われることのない素材を選べる特別感は、本当に足を運んでくださったお客様じゃないとわかりませんね。

ーー本社にファクトリーを構える価値を感じました。

単発ではできるかもしれませんが、現実的に工場直営じゃないと継続するのは難しいと思います。
良い素材を使って良い物を作るのはあたり前のことなんです。普段は使わない素材を創意工夫していかに良く変えるかが大事なことですからね。

ーーとても素敵な場所になりそうですね。「モノラボ」で扱う素材は木材がメインになってくるのでしょうか?

革も木材と同じく、選べるようにと考えています。
木材はどうしても大きく重いので倉庫にも限界がきてしまうので。
革なら売り場にも置けますし、お客様もイメージしやすいですから革も木材と同じようにメインとして考えています。

ーー今後はどのように店舗を広げていくなどの展望はあるのでしょうか?

東京には感度の高い方も集まっていますし、ブランドを認知させる意味では東京に出店することは効率がいいと思います。
ただ、ナガノインテリアのコンセプトである「ベーシック」を壊さず最大限表現できるのであればということで、構想として考えています。

まずはベースとなるこの「THE FACTORY」をしっかりと良い空間にしなければいけません。

ーーオーダーの概念を完全に超えていますね。東京でもこのようなお店は見たことがないので興味を持たれるお客様が多いと思います。
そして自分で選んだものが、その結果環境への取り組みにも繋がっていると思ったら嬉しくなりますね。

やはり使えるものをただ捨てるのでは駄目なんです。
問題意識をしっかりと持って、素材の循環を体験できる場所として作りたいと思っています。
環境への対策をしっかりPRして理解していただいて、ものの価値を見出して欲しいと思いますね。
そして「THE FACTORY」でしっかり仕組みを作って、東京へ進出できたらと思います。

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