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ビトッシ/リミニブルー@メトロクス東京

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「ビトッシ/リミニブルー」について、メトロクス東京店長に教えて頂きました!

こちらはビトッシというイタリアの陶器メーカーです。

ビトッシのリミニブルーシリーズ

ビトッシとはどのようなメーカーなのか教えてください。

ビトッシは1920年代にできた老舗でもう100年近く続いています。
イタリアのフィレンツェの近く、モンテルーポにあるメーカーです。
モンテルーポは陶器産業をアイデンティティとした町なんですよ。

イタリアに陶器の町があるんですね。知りませんでした!

モンテルーポには陶器に関する美術館があったり、工房があったり、町全体が陶器で賑わっています。
ビトッシは昔から陶器メーカーとして生業を立てていて、設立当初は伝統的な職人による手仕事という色の強い工房でした。

しかし、アルド・ロンディ(作陶家)がアートディレクターとして入って来たこともあり、材料、製作、販売などにしっかり目を向け、いわゆる工場制手工業のようなかたちで大きくリニューアルしていったんです。

アルド・ロンディはビトッシの企業改革を行った人なんですね!
その頃から大量生産できるようになっていったのですか?

大量生産に全て変わっていったというわけではないのですが、手作りの部分を残しながら、工場生産の良さを取り入れていきました。機械工場で作るように大量にとはいきませんが、以前よりも数は作れるようになっていったんです。

こんなことを言うと、すべてが工業製品化して、オリジナリティというか「味」のない陶器が多くなっていったように思われるかもしれませんが、アルド・ロンディは手作りの良さを残しながら、これまでの陶器をリニューアルしていったんですよ。
アルド・ロンディが手掛けた人気シリーズの一つが、この「リミニブルーシリーズ」です。

リミニシリーズはデザインが特徴的ですね。他にどんな特徴があるんですか?

デザインももちろん特徴的ですが、色にも特徴があります。
「リミニブルー」シリーズは、アドリア海の深いブルーをイメージした色で作られているんですよ。

イタリアの青は、2種類あると言われています。
サッカーのイタリア代表チームのユニフォームなどでもお馴染みの「アズーリ」と、「ブルー」です。
アズーリはどちらかというと明るく爽やかな空の青で、ブルーは深い青を表しています。

リミニブルーシリーズのその特徴的な深い青色は、「ロンディブルー」とも呼ばれています。

焼き方も独特の焼き方なのでしょうか??

特別違った焼き方ではないと思います。このシリーズが作られた当時は、鮮やかなブルーを表現するための技法が用いられていたと聞いています。工房のあるトスカーナ地方では赤土が良く取れ、リミニブルーシリーズも赤土で作られていました。しかし、赤土に青い釉薬を縫っても鮮やかなブルーは出ません。

そこで、マジョリカという下地を塗ってから焼いていたんです。白い釉薬を塗ったうえに青い釉薬を乗せることで、より鮮やかなブルーを出していました。今は白い粘土が使えるようになったのでマジョリカは不要になりましたが、以前はとても手間がかかっていたんですよ。

リミニブルーシリーズは、一つ一つ表情が違うのも魅力ですね。形は同じでも、釉薬の塗り方で表情が全く変わってきます。実際に手に取って見比べてみると面白いですよ。

リミニブルーシリーズを置くのはどこがオススメですか?

色鮮やかな青が映えるように、日光が当たる窓際に置いていただくのがおすすめです。
いくつか種類があるので、お気に入りのリミニブルーシリーズをセットで購入して窓際にディスプレイするのも良いのではないでしょうか。

リミニブルーシリーズはメンテナンスなどは必要ですか?

ガラス質の釉薬がかかっているので、特別なメンテナンスは必要ありません。基本的には色が落ちることもないですし、そのまま飾ってお楽しみください。ただし、どうしても埃は溜まってしまうので、定期的に拭いていただけると鮮やかなブルーがより一層映えると思います。

高田店長の好きなデザインのものはどれですか?

「曲乗り師」というやつが一番好きです。
たくさん種類がございますのでぜひ手に取ってご覧いただいて、好きなものをお迎えいただくのが良いかと思います。

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