ライト

SKランプ@メトロクス東京

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「SKランプ」について、メトロクス東京店長に教えて頂きました!

こちらの照明はSKランプという照明です。

SKランプ

SKランプ

SKランプの照明の歴史を教えてください。

SKランプは近藤昭作さんという、竹細工の職人さんでもありデザイナーさんでもある方が作っていた照明で、YAMAGIWAで「竹のあかりシリーズ」という形で出していた照明です。
60年代くらいからずっと作り続けられていたシリーズで、当時は旅館や料亭でも使われていたんですよ。

SKランプの特徴を教えてください。

こちらの照明の特徴は、竹製ではありますが和のテイストになりすぎないデザインで、使う空間を選ばないところです。
こちらのランプの革新的なところは、傘上部分に付いている乳白のアクリルシェードです。
異なる素材を組み合わせることで、和のテイストに留まらないデザインに仕上がっているんですよ。

他に特徴はありますか?

さらに構造としても面白いポイントがあるんです。
SKランプは乳白のアクリルシェードを接着しているわけでなく、ただ竹の傘をかぶせているわけでもなく、挟み込みながら編み上げています。
また、竹の面にも意味があって、竹の艶のある表側をシェードの内側、竹のマットな内側をシェードの外側にすることで、
竹特有の張感のある美しい曲線になり、また光が反射してより明るく見えるように工夫されているんですよ。

照明は電球によっても雰囲気が変わりますよね。この照明も電球にこだわりなどありますか?

この照明は白熱ボール球を使用しています。口金はE26で60Wのものをご使用ください。
60年代以前はこのように光源が直接見えないホワイトランプの白熱ボール球がなく、クリア電球が主流だったようです。
60年代・70年代になってようやく白く優しい光の電球ができて、SKランプのように竹のみで優しく柔らかい光の照明が作れるようになったんですよ。
それまでは、優しく柔らかい光を出すには、和紙などを貼る必要があったんです。
和紙を貼るとどうしても和のテイストが強くなり、置ける場所が限られてきます。
しかし、ホワイトランプの白熱ボール球の登場で、和紙を使わなくても竹を使ったモダンな照明を作ることができるようになったんです。

一番おすすめの電球をメトロクスで購入することはできますか??

もちろんご購入いただけますし、他のお店でご購入いただいても問題ありません。

どのようなものを探されている方にオススメですか?

「竹を使った照明を探しているけれど、一般的なものはどれも和風の色が強くてイマイチ……」という方には特におすすめです。SKランプにはナチュラルモダンな雰囲気もあるので、現代の部屋にも自然に馴染んでくれますよ。

SKランプの照明の歴史を教えてください。

SKランプは近藤昭作さんという、竹細工の職人さんでもありデザイナーさんでもある方が作っていた照明で、YAMAGIWAで「竹の明かりシリーズ」という形で出していた照明です。
60年代くらいからずっと作り続けられていたシリーズで、当時は旅館や料亭でも使われていたんですよ。

SKランプの販売経緯を教えてください。

AYAMAGIWA(照明メーカー)で作られていて、2008年に廃盤になりました。
とても人気があったデザインなんですが、近藤昭作さん自身がご高齢ということもあり、惜しまれつつ廃番になってしまったんです。

その後、弊社の代表が飲食店で、店内に吊ってある近藤昭作さんの照明を見て「ああ、良いなぁ」と思った事をきっかけに、直接近藤さんに復刻させてほしいとお願いして現在に至っています。

最初近藤さんにお話させていただいたところ、「一度やめているし、体力的にも制作するのは厳しい」と断られたんです。
しかし、別府に若手の職人さんたちに近藤さんが技術を伝授することで、ようやく復刻が実現しました。

以前YAMAGIWAで製品化していた際もは、近藤さん以外の職人さんも製作を担っていたんです。しかも、画期的な方法で作っていたんですよ。

画期的な方法というのはどのような方法だったんですか?

近藤さんは、「実寸大の展開図を基にすれば、同じ形を組み上げることができる」という方法を竹工芸の世界に取り入れました。結果、他の職人さんも近藤さんと同じ製品を作ることができていたんです。
何人かの職人さんが手仕事で同じ製品を作れた、製品として均一化を図れたというのが革新的だったんですよ。

どのような編み方で作られているんですか?

まず実寸大の図面を起こすことから始めます。そのうえで、ポイントを決めておいて、その図面の上で竹を編んでいきます。実寸大の図面を使って立体的に竹を編み起こせば、予めポイントが図面に書き込まれているので、違う竹職人が作っても同じ形のものを作ることができます。
作業は職人さんの手仕事そのものですが、「実寸大の図面を用いて竹を編み起こす」という手法は、かなり工業製品を製造するのに近い考え方だなと思います。

照明のコードの長さなどは変更できますか?

コードの長さは基本的に1メートルですが、より短くしたり、長くしたりすることもできます。
ただ、短くする場合はフランジカバーに丸めて入れておくのが最も手軽でおすすめです。
一般的な住宅の場合、コードが1メートルもあると長すぎる場合も少なくないと思います。
その時は、切ってしまうよりもフランジカバーに収納して調整していただくのが最も簡単です。

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