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良い空間にすることだけを考え抜かれた照明ブランド「ON」

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小林さんと豊田さんに照明ブランド「ON」についてインタビュー!

照明ブランドとして立ち上げた「ON」
どのような想いで立ち上げたブランドなのか。
どのようなコンセプトでデザインされた照明なのか。いろいろお話を伺いました!

「ON」のブランドコンセプトとこだわり

ーー『ON lighting and interior product』のブランドコンセプトを教えていただけますか?

ブランドコンセプトは「素材を生かす職人達の確かな技と手作業によって物に宿る温度。その温かみに敬意を持ってデザインされたプロダクト」です。

ーー日本の職人達の手作業の良さとは?

技術の高さや信頼できる安心感、そして技術と素材から生まれる「物の力」「存在感」ですね。
僕らも職人さんにお願いするなかで、実際に物の良さを改めて感じています。
その良さがそのまま伝わるような形、物を、しっかりと世に出したいなと思っています。

ーー細かい部分のこだわりはやはり国産の強みですね。
次にデザインの特徴・こだわりを教えていただけますか?

素材感を大事にするために、形はシンプルになるよう削ぎ落します。意匠的な要素を削ぎ落していく工程を必ず踏み、しっかりと素材感を前に出したいと考えています。
形にはデザインの流行り廃りがあると思っていて、その中で、ガラスでも鉄でも素材の良さは永続的だと思ってるんです。だから形を削ぎ落として、シンプルに着地させる事を大事にしています。
また、一つひとつ職人が手作業で作っていますので、厳密には同じものが存在しないところも魅力です。
同じ型枠を使っていても、ガラスの厚みや木の削り跡も変わりますし、それにより光の反射も違ってきます。金属も溶接の跡が、若干違います。二つとして同じものが存在しません。

ーーそれでは、照明ブランド「ON」を立ち上げたきっかけを教えていただけますか?

空間デザインがメインの会社なのですが、いろいろなことをやってみたいという気持ちは元からありました。
そんな中、豊田が入社しコントラクト業務を行うようになったことで、職人さんたちや、彼らがつくるもの、特注照明や特注家具が身近なものになって。その時に自社でブランドを作れば「いいものが作れる」と思ったんです。
シンプルだけど力強く廃れないものを、高い技術を持った職人さん達の力を借りて発信できるのではないかと思い「ON」という照明ブランドを作り提案しています。
その他にも、「デザイナーとしてデザインを発信できる媒体になる」とか、「職人さん達にも貢献できないか。」など、色々な事を考えていました。

自分の好みが見つかる自由度の高い照明

ーーありがとうございます。テーブルに並べていただいた、たくさんの照明や部品の材質についてご説明いただけますか?

まずはこれがベースになる頭の部分です。
このベースと木やガラスなどを組み合わせてプロダクトを作っています。
特徴は、メッキ仕上げをいろいろと選べるところです。

ーーこれだけの種類から選べるのは非常に大きなポイントですね。

空間デザインをしていると、お店の什器や家具の色に合わせた照明が欲しいと言われることがとても多いです。
そういう時に対応しやすいですね。お店としても使いやすいし、その人のイメージにあった照明を提供できるのかなと思います。
「デザインはいいけど、色が合わない」という状態をできるだけなくしたいと思って考えました。

ーー素材は一緒ですか!?何種類から選べるのでしょうか?

選べるメッキ塗装の種類は、クロム、ホワイトブロンズ、黒クリア、黒クローム、銅ブロンズ、銅、真鍮古美、本金の8種類です。検証して、僕らが本当に良いと思った色味や艶感を提案できるように調整しています。

小林さん、豊田さんのオススメの照明を紹介

ーー小林さんがオススメする照明を教えていただけますか?

こちらの「Fanrod(ファンロッド)」シリーズの照明です。
ツガの木の塊を旋盤を使って削り出していきます。手作業ならではで、若干の違いは出てくるものの、何十本とご依頼いただいても同じ形に作ります。本当に職人さんの技術に驚かされます。

ーー「Fanrod(ファンロッド)」の特徴を教えていただけますか?

特徴というか気に入っている所として、通常ならクリア塗装で仕上げるのですが、この商品は無塗装なところ。
無塗装なので手脂などで色が変わってしまう事もありますが、それがいいと思ってます。塗装してしまうと細かい表情が薄れてしまうこともあるので、利便性よりも雰囲気と職人さんの温度感を重視して、無塗装で完品としました。
細かい話ですけど、削った跡が残るのも魅力と思っていて、そのようなところから職人さんの温度を感じてもらえればと思っています。

ーー手作業の温度感は表現するのがとても難しいところですね。
こちらの作品は、機械では感じられない部分も感じることができそうです。

本当なら別パーツで組み合わせた方が楽だし安いのですが、職人さんの技術を見たら、無垢で削り出してもらった方が絶対にかっこいいと思いました。

ーー小林さんはこのファンロッドにどの金属部分を合わせるのがお好きですか?

ホームページにも掲載しているのですが、僕は「銅メッキ」というカッパー色のこれですね。
白木と銅の感じがキャッチーで良いなと思っています。銅はクラフト感もあるんですよね。

ーーオススメの使い方を教えていただけますか?

小ぶりな照明が多いので、何灯か合わせて吊る、多灯吊りがオススメです。
この「ファンロッド」でしたらコードを一箇所でまとめて吊っても可愛いと思います。

ーーとても良いですね。その吊り方は考えたこともなかったです。

まとめても、木部のみがぶつかり照明部分がぶつかることはないので、安全面も問題ありません。店舗でも自宅でもこうして吊ってもらえたら絵になるのではないかと思います。

ーーショートとロングを合わせても良いですし金属部分を変えても良いですし、とても自由度の高い照明ですね。

そうですね。高さを変えても、色を変えても楽しめる照明だと思います。
照明をまとめて吊ることでラフな感じが出てより楽しんでもらえるのかなと思います。

ーーありがとうございます。次に豊田さんのオススメを教えていただけますか?

僕は「Bell(ベル)」「Bowl(ボウル)」がオススメです。
これはガラス製です。普段、作家活動をされている工房にお願いして作成してもらっています。

ーー作家さんにガラスのシェードを作ってもらっているのですか?

そうです。
ガラスシェードは、「型吹き」と呼ばれる製法を採用しました。
この製法は一つ一つ型の中に竿で人間の息を吹き込んで作っていきます。
こちらも「ファンロッド」同様に手作業で作っているので、温かみがあり面白い作品に仕上がっているんですよ。
光が当たったときの感じも大量生産品とは違う光の加減になっていると思います。

ーー機械で作られるものと違って手吹きのものだと光の加減も違うのですね。

違いますね。手仕事なので一つのガラス中に厚さに微細なムラが生じる為
柔らかい光になります。
クリアなら、点灯していないときも自然光でその佇まいを楽しんでいただけると思いますよ。
またベーシックなクリアから、色味を変えているシェードもあります。
色ガラス自体を吹いていくので、後仕上げで色味を付けるガラスとは
光の見え方が全然違ってきます。

ーーその中で豊田さんのオススメの使い方を教えていただけますか?

等間隔に並べて、多灯吊りで使って欲しいですね。
他には、間隔を少し狭くして高さを変えた多灯吊りも綺麗に見えると思います。
店舗だけではなくぜひご自宅でも使って欲しいですね。

メンテナンス方法と選べるカラー、素材について

ーー次にメンテナンス方法を教えていただけますか?

日常のお手入れは柔らかい布で乾拭きしていただければ大丈夫です。
安全に使っていただくために、半年をめどに拭いて清掃していただければ良いと思います。
シンナーやベンジン、化学雑巾、ワックス、殺虫剤などは変色や破損の原因になるので使用しないでください。

ーー化学系のものを使うと割れることもありますか。

割れよりも金属部が変色してしまう事があります。

ーー素材やカラーはどの程度ご相談できるのでしょうか?

コードの長さや色をお好みに調整できます。
コードの色を変えるのはとても面白いですよ。シンプルな照明なので、例えば赤いコードにするだけでとても印象が変わります。組み合わせはいろいろとご提案できますので一度相談していただけたらと思います。

ーーコードを変えるだけで相当違った印象になりますね。

そうですね。
多灯吊りで、全てのコードの色を変える、吊りの長さも同時に変える、なども良いかもしれませんね。いろいろとできると思います。

照明が必要になるタイミングとは?

ーーこれだけ選べる照明は少ないと思います。
小林さんはどのような方に使って欲しいですか?

僕たちが提案している照明は、極力飽きないよう、素材を活かし、すごくシンプルな形にしています。ずっと使っても使い心地が良く、どんな部屋にも合わせやすい照明を意識していますので、模様替えや引越しのとき、また、マイホームを購入して長くそこに住むというタイミングで検討していただけたら嬉しいですね。

ーーありがとうございます。豊田さんもどのような方に使って欲しいか教えていただけますか?

出店を考えていらっしゃるオーナーさんなどに、オーナーさんがこだわるお店のスタイルに合わせて選んでいただけたらと思います。
僕たちはできるだけイメージに近い商品を具現化しますので、ぜひ検討していただけたらと思います。

小林さん、豊田さん、ありがとうございました!

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