「センプレ＝日常的」という想いが込められた暮らしに溶け込むインテリアショップ「SEMPRE HOME」

「SEMPRE HOME」店舗訪問記

今回はインテリアショップ『SEMPRE HOME（センプレホーム）』小川店長にお話をお聞きしました！
SEMPREに足を運んだことのある方はたくさんいらっしゃると思いますが、SEMPREの意味を知っている方は少ないのではないでしょうか？

SIMPLE　　　シンプル
ELEGANCE　優雅さ
MINDFUL　　 熟慮した
PEACEFUL 平和な
RELAXING くつろげる
ESSENTIAL 基礎的な

６つの意味の頭文字をとり、それがコンセプトでありショップネームになっています。
言葉の意味を考えながら記事を読んでいただくと、センプレのことをもっとよく知ってもらえると思います！ぜひご覧ください！

センプレに込められた意味と小川店長のお気に入り空間

ーー小川店長、『SEMPRE』のブランドコンセプトを教えていただけますか？

『センプレ』という言葉はイタリア語で「日常性」という意味です。
日常的に暮らしに寄り添い長く愛されるデザインに囲まれ、豊かでリラックスできる時間を提案しているブランドという意味が込められています。
そして『SEMPRE』の頭文字アルファベットひとつひとつがブランドとしての考え方にもなっているんです。

ーー「日常性」という言葉にとても興味を惹かれます。
具体的にはどのような商品を取り扱っているのですか？

家具でメインとなるのは北欧ブランドですが、国内ブランドはもちろん世界中の良いと思うブランドは積極的に取り入れていくようにしています。
イメージとして「北欧」が強いかもしれませんが、いろいろなところから日常的に使える良い商品をピックアップして取り入れています。

ーー北欧に限らずいろいろな国の家具をセレクトしているんですね。
店内には家具以外に雑貨や小物もたくさん並んでいますね。

そうですね。
国内海外問わず直接買付することで独自の商品構成にもなりますし、見ていて楽しい雑貨をご用意しています。やはり僕たちの強みは商品のセレクト力だと思っていますので他店に負けない自負はあります。

ーー周辺にインテリアショップがほとんどない、池尻大橋に店舗を構えた理由はあるのでしょうか？

池尻大橋店は本店としてオープンして10年になります。
以前は青山の骨董通りに本店である青山店を構えていたのですが、本店の機能を池尻大橋店に移して青山店は現在クローズしました。
池尻大橋は渋谷から一駅ですし、近くには昔ながらの風情ある商店街やおしゃれな飲食店もたくさんあるので感性豊かな人が集まる街なんです。
「急行が止まらない駅」「他のインテリアショップがない」というデメリットはあるのですが、逆に暮らしの中に入り込むという意味でこの場所は理想的な場所だと思っています。

ーー店内で小川店長のお気に入りの場所があれば教えていただけますか？

僕は入り口を入ってすぐの吹き抜けの開放感のある店構えがすごく好きです。
池尻店に来る前は、デパートの中など限られた空間での勤務が多かったのですが、路面店であるこの広い空間で、好きな家具や雑貨を表現できるのはとても楽しく、好きな部分です。

ーー好きな商品をコーディネートしてお客様に届けられるのは素敵です。

インテリアのどんな悩みにも対応できるベテランのスタッフ達

<ーーセンプレ池尻大橋店ではどのようなスタッフが働かれているのですか？/span>

意外ですが当店はスタッフの平均年齢がとても高いんです。僕が今年35歳で最年少です。

ーーベテランのスタッフさんが集結しているんですね。

そうなんです。
僕以外はすべて経験豊富な女性です。皆インテリア業界で10年以上のベテランばかり。知識や経験値が高いスタッフが揃っています。
そのためお客様の悩みに最適な提案をできて、満足していただける環境だと思っています。

ーー家具を購入する時は悩むことが多いので、知識の豊富なスタッフさんがたくさんいると安心して尋ねられますね。

インテリアは自宅に置いたときにどうなるのか、トータルで考えることが難しく、苦手な方が多いと思うんです。
そういう時に僕らが持っているインテリアの知識を使って、暮らしのコーディネートができればと思っています。
悩み相談だけでもご来店いただけたら、僕たちでできる限り提案させていただきます。その時に購入されなくても大丈夫ですよ。

ーー来店されるお客様はどのような方が多いのでしょうか？

30～40代のお客様がメイン層です。
他には、周辺の住宅街に住んでいらっしゃる方や、近隣のタワーマンションに引っ越して来られた方などが多いです。
以前に比べ幅広いお客様にお越しいただいています。
基本的には近くにお住まいのお客様が多いのですが、遠くですと横浜や湘南、埼玉などから来てくださるお客様もいらっしゃいます。

ーー来店されるお客様はどのような目的で来られる方が多いのでしょうか？

暮らしにまつわる商品をたくさん取り揃えていますので、グラスひとつから購入されるお客様もいますし、家具の購入、修理などの方もいらっしゃいます。
幅広いのですが、全体の7割ほどは家具を目的に来店されます。

イベントスペースから始まる「SEMPRE HOME」の店舗をご紹介

ーー次に店舗を紹介していただけますか？

それではまず一階から。
ここが僕が一番好きな、入り口の吹き抜けと天井です。

ーーこの吹き抜けとても綺麗です。入った瞬間からワクワクする空間ですね。

入り口すぐの場所は、ブランドのイベントやプロモーションで使う空間です。
シーズンによってさまざまなイベントを展開していますので、来店いただける度に楽しめる場所になっています。
特に季節の変わり目などは各ブランドもいろいろなプロモーションを打ち出して来る時期ですのでとても楽しめますよ。

ーーこちらはどのようなスペースですか？

ステーショナリー系の家具や雑貨をレイアウトしてワークスペースをイメージした空間にしています。
現在リモートワークが増え、自宅にワークスペースを作りたいという需要が高まっているので見ていかれるお客様はとても多いですね。

ーーやはり男性のお客様が多いのでしょうか？

そうですね。メンズライクな空間をイメージして作っているので男性のお客様が多いです。
次に壁沿いを奥に入ると、インテリアのツールやステーショナリーを並べている棚があります。

ーー奥までずっと雑貨小物が並んでいて、キッチン用品からクリーングッズまで生活に必要なものすべてが揃いますね。

定期的に買い替える必要のある商品の取り扱いもありますので、引越しなどで必要な生活雑貨がすべて揃いますね。
ショップコンセプトにあるように「日常性」が大前提なので、トレンドを追いつつ長く使っていただけるものをセレクトしています。

ブランドごとにブースで分けられた見やすい店内

ーーお手頃で日常的に使える商品もたくさん揃っているので、ぜひ一度足を運んで欲しいですね。

次に二階をご案内します。こちらは基本的に家具のエリアです。
現在、センプレで大きく力を入れている「フリッツハンセン」「アルテック」「カールハンセン」「ヴィトラ」の４ブランドとオリジナル家具を中心に提案させていただいています。
特に「フリッツハンセン」は都内でも最大級の展示スペースを擁していますので「フリッツハンセン」の世界観を楽しみたい方にとてもオススメです。

ーー都内でも最大級の展示スペースは見応えがありますね。

本当に楽しんでいただけると思います。
他にもフィンランドブランドの「アルテック」は、もともとは弊社の代表が先駆けで目をつけ、日本国内で取り扱うことになったブランドです。コンセプトの「日常性」という考えととてもマッチするので、創業以来ずっと取り扱わせていただいているブランドです。
ブースごとにブランドを分けて展開し、ブランドの世界観をしっかり表現してお客様に見ていただけるような空間を作っています。

ーーブースでブランドが別れていて見やすいですし、好きなブランドを堪能でき、見応えがありますね。
二階の吹き抜けの周りは何を展示しているのですか？

基本的にギャラリーとしてさまざまな展示を行っています。
今は壁を利用してラグをアートとして飾っています。スペインのラグブランドで、本来はもちろん床に敷くものなのですが、デザイン性が高いのでアートとして見せても絵になるブランドですね。

ーー見せ方が斬新でとても綺麗ですね。ラグを壁に飾っていることでお客様がイメージしやすいですね。

一番奥のガラス張りのスペースは246号線に面していて外からも見える空間です。見る方に興味を持っていただける展示を行っています。

小川店長から、読者の方へ一言

ーー最後にこちらの記事を読んでくださった読者の方に一言お願いします。

インテリアの悩みや相談事には正解がないことも多いもの。専門的な知識をお持ちでない方が答えを見つけるのはとても難しいことだと思うんです。ファッションと違い、感性だけで解決できないこともあります。
そんなときはぜひ「インテリア、暮らしの悩み」をプロである僕たちに相談していただけたらと思います。しっかりとした解決方法を提案いたします。

実際にご自宅に伺って、採寸やレイアウトの提案や相談も承っていますので、お気軽にご相談ください。インテリアを難しく考えず楽しんでいただけたらと思います。

小川店長、ありがとうございました！