今回『DEMODE MIX』で取り扱いが始まる、スワン電器の『NEO INDUSTRIAL LAMP』について、担当の高見さんと『DEMODE MIX』の立石さんにお話を伺いました!
concept『NEO INDUSTRIAL LAMP』
『 過去からの贈り物を未来に届ける』
今、存在するものすべてが過去からの贈り物ならば、 私たちはそれらを未来へとつなぐ役割を果たしていきたいと考えています。
ヨーロッパでは1950年代頃から多くのインダストリアルな照明が作られました。
当時の照明は、防爆・防塵・防水機能を兼ね備え、主に工場や発電所、公共の施設などで使われていました。
今でもヨーロッパ各地の廃工場などに残っています。
インダストリアルが持つ力強いデザインは、現在もカフェやレストラン、ショップなどのアクセントとして活躍。
私たちは当時のデザインを再現しつつ、現代の技術でアレンジしたネオ・インダストリアルランプを作っています。
商品のお名前を教えてください。
『Rhino Tube Lamp』ライノチューブランプといいます。
こちらの商品の特徴やこだわりを教えていただけますか?
デザインは、当時の化学プラントの実験場や工場で使われているランプをベースにしています。元は、「作業するために照らす」目的で作られているランプです。
そのためこのランプは、防塵のほか、万が一爆発があっても耐えられるような設計です。
元々は耐熱強化ガラスを使用していたのですが、現在はアクリルを使用しています。
アクリルを使っている分、当時よりも耐久性が増し軽量化が進みました。
元々、工場などでの作業をしやすくするための安全面も考慮したランプなんですね。
デザイン性をメインとして作られたものかと思っていました。
そうですね、機能性を重要視して作られています。天井から何本もこの照明を吊るし、作業場を明るくしていました。
現在は、カフェやレジのカウンター、美容室などでアクセントとして使われていることが多いです。
当時とは違う使われ方をしているのはすごいことですね。
当時の照明とライノチューブランプの違いを教えていただけますか?
まず大きな違いは光源を日本製のLEDにしています。そしてガラスだった部分をアクリルにしています。アクリルは軽量で非常に割れづらいので、安全面を考えると適していますね。
日本製のLEDを使っているので安全性はもちろん長寿命で省電力。
現代の技術、素材を取り入れることで長く使えるように考えています。
現代の素材を使うことでメンテナンスを楽にしつつ、ヴィンテージの雰囲気を味わえるのはとても良いですね。
フレーム素材は何を使われているのでしょうか?
フレームはアルミダイキャストという素材です。
こちらも、メンテナンスは汚れた箇所は布で拭いたり埃を取るくらいで大丈夫なのでとても楽です。
次に高見さんのオススメポイントを教えていただけますか?
サイズバリエーションを2種類ご用意しています。
Lサイズのランンプは約160㎝あり、長いのが特徴です。カウンターやレストラン、オフィステーブルの上に置いて周りを囲むような使い方が良いですね。
Sサイズのランプは約100㎝あり、美容室の鏡の上やソファの上などの小スペースに合わせるのがいいと思います。
サイズで使い分けできると選択の幅も広がり、選ぶお客様も嬉しいですね。
立石さんのオススメの使い方、ポイントなどを教えていただけますか?
最近、リノベーションなどで自宅を改装する方が増えていると思います。
ヴィンテージのランプは重すぎて一般住宅では使いづらいのですが、ライノチューブランプは非常に軽量化されています。ぜひ一般住宅に取り入れてみて欲しいですね。
リビングなどで使っていただけたら、とても素敵な空間になると思います。
確かに自宅でこのランプを使っていたらとても素敵ですね。
それでは次の商品の名前を教えていただけますか?
こちらは『Gauge Tube Lamp』ゲージチューブランプです。
本照明シリーズ製作のきっかけを教えていただけますか?
このランプは、アンティークランプをリアルさにこだわり忠実に再現した量産品なんです。
アンティーク商品は基本的に一点モノなので、売れてしまうとそれで終わりです。
でも「複数欲しい」というお声も多く「どうしたらその声に答えられるのか」と考えました。
出張で行った海外の工場付近にアンティーク品を分解してそれをモチーフに金型を起こして
いる人に出会う事ができ、量産できる方法を発見。それで「作ってみよう」と始まりました。
ヴィンテージランプを再構築しているのですか?
そうです。素材は先ほどのライノチューブランプと同じ、アルミダイキャストです。
ヴィンテージランプから型を取って、アルミを流し込んで製作しています。
その後、刻印を入れたりあえていびつな形状にしたりしてオリジナリティを加えていきます。加工のしやすさはダイキャスト素材の持ち味です。
アルミダイキャストとはどのような素材なのですか?
アルミダイキャストは合金で、車のエンジンによく使われる、非常に軽量で丈夫な素材です。
ゲージチューブランプの特徴を教えていただけますか?
刻印などが随所に刻まれておりヴィンテージ感を出しています。また、ソケット、チェーン、配線、フランジに至るまで安全面を考えて全て国内で仕上をしております。
安全面は大事ですね。電気系統で古いものは特に危ないですものね。
ヴィンテージ照明を使うとき、電気系統はやはり一番不安です。
それを改善するため国内仕上げで安全性を確保し、使いやすいものを購入しやすい価格帯でご提供しています。
サイズバリエーションや商品の注意点などあれば教えていただけますか?
サイズは1種類です。
注意点は、配線工事が必要です。20キロと重さもあるので、業者さんにお願いしての取り付けになることをご了承ください。
1度ご相談いただければと思います。
次にメンテナンス方法を教えていただけますか?
基本的に汚れが付いたら布でふきとったり、ホコリを拭くだけで大丈夫です。
それもこの照明の特徴ですね。
アルミダイキャストの経年変化を楽しんでいただければと思います。
ヴィンテージらしい変化もみどころということですね。
高見さんのオススメの使い方を教えていただけますか?
平台に並べられたヴィンテージデニムの上に飾って欲しいですね。非常に存在感のある照明なのでヴィンテージの服との相性も良いと思います。
僕はヴィンテージの古着も好きなので。
アパレル店などで1点吊るだけでも印象的な照明になってくれると思います。
それは雰囲気が出ますね!
次に立石さんのオススメの使い方を教えていただけますか?
この照明は柔らかい光が出るので、レストランなどで使っていただきたいです。
他には、家具にこだわっているシェアオフィスとか。
空間の雰囲気が変わって働くモチベーションになると思います。
ぜひいろいろなスペースで利用して欲しいですね!
それでは読者の方に一言お願いしたいのですが高見さんからお願いします。
当店のように、アンティーク照明を現代技術で作り変えて製品にしているところは少ないと思います。
僕たちはメーカーとして多くの量産品製造をしてきた知識を活かし、安全面をしっかり確保したヴィンテージ製品を仕上げました。製品には日本製のLEDを使用しており、省エネで長寿命。メンテナンス回数も少ないので店舗使用に適しています。
今までアンティークやヴィンテージのアイテムを使ったことがない方にも使っていただけたらと思います。店舗様だけでなく一般住宅で使いたいお客様もぜひご相談ください。
立石さんも読者の方に一言お願いします。
アンティークやヴィンテージの一点モノと同じ形でクオリティが高く、同デザインで複数個を揃えられる点が大きな強みです。
同じものが複数必要な、店舗設計をされている方、お店のオーナーさんなどは、ぜひお問い合わせいただけたらと思います。
『スワン電器』高見さん、『DEMODE MIX』立石さんありがとうございました!
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