今回はインテリアショップ『SEMPRE HOME(センプレホーム)』小川店長にインタビュー!
アルテックはセンプレが日本で先駆けで始めた北欧家具ブランド。
こだわり抜かれたセレクトの中から今回はアルテックの代表的な「スツール60」をご紹介。
シンプルながらこだわり抜かれたデザインをぜひご覧ください。
北欧家具の代名詞といえる「スツール60」に込められたこだわりとは?
ーーこちらのスツールのお名前を教えていただけますか?
アルテックの「スツール60」です。3本脚が「60」、4本脚が「E60」モデルです。
ーー「スツール60」のこだわりや特徴を教えていただけますか?
アルテック最大の特徴である脚の作りですね。
通常、木を曲げる時は薄い板を何層にも貼り合わせ曲げてカットします。そうすると、もともとは薄い板の集合体なのでどうしても強度が劣ります。
それに対してアルテックは一本の無垢材で、曲げる部分だけスリットを入れて、そのスリットに別の板を差し込んで曲げています。
無垢材を使っているため、圧倒的に強度が増します。一個一個作るのはとても手間がかかるのですが、この脚自体にアルテックというブランドの理念が宿っているんです。
70〜80年前から今でもずっと作り続けていて、世界でもこの形で曲木をしているのはアルテックくらいです。
ーーこの脚に名前はあるのですか?
この脚はL-Leg(エルレッグ)と呼ばれる、曲木の製法で作られています。
アルテックというブランド、この「スツール60」「エルレッグ」すべてが北欧家具の代名詞でもあるので、北欧家具に興味を持たれた方が最初に通る道のような気がしますね。
ーー説明を受けて改めて「スツール60」を見ると、違った目線から見ることができますね。
3本脚の場合、使わない時にスタッキングできるので収納してもとても綺麗に見えますし、絵になりますね。
4本脚は安定性を非常に重視しています。
このスツールはお部屋に置くだけでオブジェにもなり、飾れる家具になると思います。
ーー使いやすさもしっかり計算されてデザインされているのですね。スタッキング できるのは3本脚だけなのでしょうか?
4本脚もできますが、脚がぶつかるので4脚程度が限界です。3本脚は脚が
螺旋状になっていくので脚がぶつかることなく何脚でもスタッキングできます。
あまり高く積むと危険ですので、重ね過ぎはご注意ください。
お客様の要望に柔軟に答えることができる「スツール60」
ーー「スツール60」のサイズや素材、カラーを選ぶことはできるのですか?
素材は基本的にフィンランドの国樹である白樺の木(フィンランドバーチ)を使って作られています。
カラーは座面や脚の塗装、プリントなどさまざまな仕様があります。
限定や別注のスツールも多く、布張りも選ぶことができます。
ーーいろいろな種類の素材から選ぶことができるのですね。
「スツール60」のメンテナンス方法とオススメの使い方
ーー「スツール60」のメンテナンス方法を教えていただけますか?
この「スツール60」は組み立て式で、バラバラの状態でお届けいたします。
ネジ止めするだけなので、どなたでも簡単に組み立て可能。
使っているとネジが緩むことがあるので緩んできたら締め直すだけで問題ありません。
ーー締め直すだけで良いなら、メンテナンスも簡単で使いやすいですね。
そうですね。
作りはとても頑丈なので、基本的に一生使っていただけるスツールです。
経年による色の変化や傷などは味と捉えて、長く愛用してもらいたいですね。
ーースツール60の小川店長オススメの使い方を教えてください。
スツールとしてだけでなく、ソファの脇に置いてサイドテーブルとして使っていただくのもオススメです。
高さが絶妙なのでソファとの相性も抜群なんです。弊社で取扱のある「フローティングソファ」と一緒に使っていただくのもオススメです。
ーーソファのサイドテーブルとしてピッタリのサイズ感ですね。
他にフラワーベースを置いてインテリアとして使っていただいても良いと思います。
本当に使い勝手の良いスツールですから思いつくままに使っていただけたら嬉しいですね。
ーーシンプルなだけでなく、しっかりとしたデザイン、機能性があるからいろいろなシーンで使うことができるのですね。
主張のあるデザインではありませんが、このスツール自体がアルテックのアイコンのようなものです。
スツールとしての使い勝手もいいですし、部屋に置くだけで雰囲気もよくなります。
すべてのシチュエーションにマッチしやすいと思います。
小川店長が「スツール60」をオススメする理由
ーー最後に小川店長がこの「スツール60」をオススメする理由を教えていただけますか?
このスツールはシンプルな中にデザイナー、ブランドの考え方・歴史がたくさん詰まっています。お部屋を北欧インテリアにしたいとき、この「スツール60」をひとつ置くだけで見え方も変わります。
ブランドのアイデンティティを強く感じられるアイテムなので、僕は好きですしオススメしたいです。