収納という機能だけでなく、空間の美しさも引き立てる「サイドボード」。無垢材の温かみや、金属の洗練、細部に宿るクラフトマンシップ、選ぶ一台で部屋の雰囲気は大きく変わります。今回は、素材・仕立て・デザインのすべてにおいて上質な佇まいを備えた5つのサイドボードをセレクトしました。
BM0057 / Carl Hansen & Søn
北欧デザインの巨匠、ボーエ・モーエンセンによって設計されたBM0057。Carl Hansen & Sønが手がけるこの一台はオーク材と真鍮製ブラケットが印象的で、シンプルかつエレガントでありながら、無垢材の温もりも感じられます。クラシックでありながら、現代のインテリアにも馴染む普遍的な魅力を持つ一台です。
Enfold Sideboard / muuto
デンマークの家具ブランドmuutoが手がけるEnfold Sideboardは、インダストリアルとナチュラルの融合がコンセプト。ラッカー塗装されたスチールのボディに、オーク材の天板とベースを組み合わせた異素材の対比が、洗練された空間を演出します。デザインはトーマス・ベンゼン（Thomas Bentzen）。機能性とデザイン性が共存する、都会的な一台です。
Prop Sideboard 150 / Karimoku New Standard
Karimoku New StandardによるProp Sideboardは、国産ナラ材の美しさを活かした端正なサイドボードです。デザインはBIG-GAME。150cmの程よいサイズ感で、リビングやダイニング、オフィスなど様々な空間に溶け込みます。一見シンプルに見えながら個性的で、ディテールにこだわりが感じられる一台です。
b-03 / 大川家具製作所
ショールーム＆工房を兵庫県三田市に構える大川家具製作所が手がけるb-03は、和洋を問わず調和する静かな存在感が魅力。ナラ材オイルフィニッシュ仕上げのこちらの一台は、前板に見られる美しい木目の表情がまさに職人の技の賜物。収納力も申し分なく、シンプルながらも使い込むほどに愛着が深まる逸品です。
Slope Low board 180 / karf
代官山のインテリアショップkarfが手がけるSlope Low boardは、松井木工の技術とコラボレーションして生まれたキャビネットコレクション。北欧ヴィンテージを彷彿とさせる優雅なラインが特徴的で、幅180cmのワイドなサイズ感ながら、軽やかな印象を与えてくれます。テレビボードとしても、サイドボードとしても活躍する柔軟性のある一台です。
モノを収納するだけではなく、空間に静けさや格調を添えてくれるサイドボード。長く付き合える上質な一台を選べば、暮らしの風景が少しずつ変わっていくかもしれません。
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