片づけがうまくいく家には、無理なく“戻せる場所”が用意されています。
収納量の多さよりも大切なのは、使う人の動きに合った整理のしやすさ。今回は、リビングに置いても空間の雰囲気を損なわず、自然と暮らしが整っていく収納家具を5つ選びました。
360°CONTAINER / Magis

Magisの360°CONTAINERは、引き出しが360度回転する少しユニークな収納。必要な段を手前に向けるだけで中身にアクセスでき、細かな日用品や文具類の整理がとてもスムーズです。
キャスター付きで移動もしやすく、リビングやワークスペースのそばに置いても軽やかな印象。「探さない収納」をつくりたい人に向いています。
STEEL STORAGE WAGON / duende

duendeのSTEEL STORAGE WAGONは、生活感が出やすいワゴン収納をミニマルなデザインに落とし込んだ一台。
段ごとに役割を決めて使えるため、物の居場所が自然と定まり、散らかりにくくなります。掃除や模様替えの際に動かしやすいのも魅力です。
Kanto Magazine Rack / artek

artekのKanto Magazine Rackは、雑誌や書類、読みかけの本など、行き場に困りがちな紙ものをまとめて受け止めてくれる収納。
床に置かず、立てて収めるだけで空間はすっきり。ソファ横やダイニング脇に置くと、自然と「戻す場所」が生まれます。
Storage Box / MOEBE

MOEBEのStorage Boxは、構造そのものが美しいストレージボックス。2本の金属フレームはスタイリッシュさを生み出し、持ち運び用のハンドルとしても機能します。別売りのフタを購入すれば、中身を隠す収納もできます。出し入れしやすい設計です。
小物や書類、ケーブル類など、雑多になりやすいものの整理にちょうどいい存在。重ねても軽やかに見えるのも魅力です。
FACET CABINET LOW / HAY

HAYのFACET CABINET LOWは、多面体のような表情をもつキャビネット。収納力がありながら、オブジェとしての存在感も感じさせます。
扉付きで生活感を隠しやすく、キャスター付きで配置換えも簡単。リビングに取り入れやすい“隠す収納”です。
整理しやすい収納は、頑張らなくても片づく仕組みをつくってくれます。しまいやすく、戻しやすく、空間の雰囲気を壊さないこと。今回紹介した家具は、そんな条件を静かに満たしてくれるものばかりです。
収納を見直すことは、暮らしの流れを整えることでもあります。

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