お部屋の雰囲気を一番大きく左右すると言っても過言ではない「カーテン」。
お部屋の中でも大きな面積を占めるカーテンは、置いてあるインテリアの雰囲気をその空間ごと手軽にイメージチェンジできるアイテムの1つです。
ひと口にカーテンと言っても、「カーテン」「ブラインド」「ロールスクリーン」と、その選択肢は無限大。
自宅で過ごす時間が増えてきた今こそ、これから夏に向けて涼しげなカーテンに着替えて気分転換してみませんか?
カーテンを変えるだけで、視覚的な効果はもちろん、実際の部屋の温度に変化があるといわれており、在宅時間が増えた今、見た目の涼やかさだけではなく、それぞれのカーテンの機能性が着目されつつあります。
今回は、これから暑くなる季節に向けて機能的にもピッタリな「カーテン」「ブラインド」「ロールスクリーン」をご紹介致します。
◆小さなお子さんやペットがいるご家庭にはカーテンがおすすめ
全面を生地で覆ってしまう分印象が重くなりがちなカーテンですが、その素材や生地の質感を工夫することで、一気にその見た目を涼やかにすることができます。
面積が広い分、その効果は侮れません。
カーテンの一番のメリットは、なんと言っても「遮光性・遮熱性・遮音性」の高さです。
外気の暑さや寒さはその多くが窓から伝わってきますが、カーテンなら日差しや冷気をダイレクトに遮ることができます。
そして、外からの視界を完全に遮ることができるのも大きな利点です。また、色柄のデザインも豊富で各部屋でお部屋の印象をガラッと変えることができます。
またカーテンは、「UVカット機能」や「遮熱機能」など生地自体に機能性を持たせたものもあるので、紫外線や音や光などを遮る「機能面」を重視したい人はぜひカーテンを選びましょう。
他にも、自宅で洗えたり専用のクリーニングに出したりと常に清潔に保つことができ、ブラインドやロールスクリーンのように紐(コード)等がないため、小さなお子さんやペットがいるご家庭でも安心して使うことができるのでおすすめです。
≪ウィリアムモリス サンフラワー シルバーグレイカーテン≫
19世紀に活躍した世界的に有名な詩人でありデザイナーでもある「ウィリアムモリス」。
モリスの描き出すそのデザインは永く愛され、ファブリックはもちろん壁紙などさまざまなインテリアに波及しています。
大きな面積を占めるからこそデザイン性にこだわりたい方におすすめです。
二色使いでスッキリとした印象の中に、ウィリアムモリスらしさがあしらわれたカーテンです。
カーテンの色味を抑えることで、シンプルなテイストのインテリアが引き立ちます。
視覚的な涼やかさと遮光性の両立を可能にするこちらのカーテンは、シックなインテリアをお持ちの方におすすめです。
≪生地の質感で涼やかさを演出≫
次に生地の質感そのもので涼やかさを演出できるカーテンをご紹介致します。
「デュピオニ シルク調 プラチナカーテン」
デュピオニ絹糸を使用することで美しいドレープを可能にしたひんやりとした表情のあるカーテンです。
光沢感のあるシルク調の生地が、涼やかに洗練されたお部屋を演出します。
カーテンの生地の質感を工夫するだけで、グッと清涼感がアップしますね。
「トーレンスボイル スモークカーテン」
柔らかい透け感のある薄地の生地で、カーテンでありながらやさしくお部屋に光と風を通します。単調なレースカーテンではないデザイン性が魅力。
中から外の景色は透けて見え外からは見えにくい素材なので、外の視線があまり気にならず風や光を通したい窓におすすめです。
◆機能性を重視する方、DIYしたい方にはブラインドがおすすめ
オフィスのイメージが強い「ブラインド」ですが、近年その機能性の高さや、DIYで簡単に設置できる手軽さから、カーテンに代わる選択肢として徐々に人気が高まっています。
採光の調整をしつつ風も通すことができるブラインドこそ、実は夏にピッタリなのです。
ブラインドの利点としては、「調光が可能」「風を通しやすい」という点があげられます。
羽根の角度を付けることによりその隙間を無段階調整できるので、「光や風は入れたいけど、外からの視界は遮りたい」という場所にピッタリ。
また羽根の向きを上下で変えることができるので、真夏の強い太陽光は抑えつつ採光することが可能です。
取り付けるだけでスッキリとした印象になり雰囲気が出るブラインドは、窓をインテリアの一部として取り入れたい方に特におすすめです。
素材や、羽根を取り付ける向きによっても印象がガラッと変わるブラインドを、早速実際に見ていきましょう!
≪ウッドブラインド≫
出典:ウッドブラインド | プロヴァンスの風 (w-provence.com)
窓をインテリアの一部として考える方に圧倒的な人気を誇るのが「ウッドブラインド」です。
カーテンと違い「人目を遮りながら、光と風を通すことができる」というのが最大のメリット。羽根の角度によって「上方向からの視線」「下方向からの視線」どちらの視線も遮ることができます。
また、和室・洋室を問わず、さまざまなお部屋に取り入れることができるのも支持層が厚い理由の1つ。
カーテンのようにオーダーメイド対応の商品もあるので、大きな窓はもちろん小窓のアクセントとして取り入れることもできます。それだけでお部屋の質感がグッとアップしますね。
真夏の強い日差しをカットしながら、光と風を自在に取り込むことができるブラインドは、夏にこそ取り入れたいアイテム。ブラインド自体が木製なので、熱を持ちにくいのもポイントです。
木が織りなすナチュラルでやさしい雰囲気は、観葉植物などを置かれているお部屋との相性もバッチリです。
≪バーチカルブラインド≫
ブラインドの羽根は横向きだけではありません。
バーチカルブラインドというブラインドはご存知ですか?画像のように、羽根が縦方向に配置されたブラインドのことを指します。
このブラインドは、外を横切る車や人からは見えにくいというのが大きな特徴です。縦に配置された羽根により、横移動の動きでは中が見えにくくなるからです。また、縦のラインのおかげで、よりスッキリとした洗練された印象に。
羽根の角度を付けても風がしっかりと通るので、通りに面した人目が気になる大きな掃き出し窓などにおすすめです。
◆リビングや寝室に。窓の面積を有効活用したい方にはロールスクリーンがおすすめ
最後にご紹介するのが、カーテンとブラインドのまさにいいとこ取りをしたような「ロールブラインド」です。「ロールスクリーン」とも呼ばれています。
直射日光を遮りながら、光を全面で通すことが可能。また、生地を全て巻き上げた状態でもコンパクトに収まるので、カーテンやブラインドに比べて窓の面積を最大限に活かし、スッキリと見せることができます。
カーテンを取り付けるように簡単に設置できるのはもちろん、天井に全体をすっぽりと収納する設置方法が取れるのもロールブラインドのメリットです。
この収納時のコンパクトさとスッキリとした見た目が特に活かされるのがFIX窓です。
いわゆる「はめごろし窓」と言われる開閉しない採光のための窓ですが、風が通らないという点が利点に。
風が吹くたびにウェイトバーがカタカタと当たる音が気になりそうな場所でも、FIX窓であればその心配もなく、ロールスクリーンのスッキリとしたコンパクトさと遮光性を最大限に活かすことができます。
反対に大きな窓の場合生地の重さの関係で写真のように分割して設置することもありますが、そのおかげでカーテンやブラインドではできない「一部だけ開けたり閉めたりする」ことが可能に。そのため、場所によって光がきついところだけ閉めるという使い方もできます。
また、ロールブラインドは白を選べば「プロジェクターのスクリーン」として使うこともできるので、リビングや寝室などでも近年人気に!窓の面積を有効的に使いたい方にもおすすめです。
≪ウィリアムモリス サンフラワー シルバーグレーロールスクリーン≫
カーテンだけではなく、ロールスクリーンでも「色柄」で季節感を楽しむことができます。
前述の「ウィリアムモリス」の商品も多数販売されているので、デザイン性にも採光にもこだわりたい方におすすめです。
また、ウィリアムモリスは和室にも洋室にも合うデザインなので設置する部屋を選びません。
≪ハニカムスクリーン≫
ハニカムスクリーンとは、スクリーン部分に「ハニカム構造」と呼ばれるポケット層を採用することで熱をキャッチすることができるロールブラインドです。
そのため、遮熱効果がありつつも光を取り入れることができるのが魅力。
ハニカム構造の直線ラインがスッキリとした印象を与え、真夏の強い日差しもやわらかく届けてくれます。
こちらも和室・洋室を選ばないので、さまざまな場所に採用することが可能です。
お部屋の印象は替えられる!窓はまさにインテリアの一部!
このように、近年は自宅でも簡単に設置ができる商品がたくさん出ています。そのため、まるで洋服を着替えるように窓の印象を変えることが出来るようになりました。
自分で取り付けることで費用も抑えられ、自宅で過ごす空間がより特別なものに感じられるのではないでしょうか。
これから暑くなる季節の前にご自宅のカーテンを変えて、この夏快適なおうち時間を過ごしてみませんか。
〜Tuissの担当者より〜
William Morris-ウィリアム・モリスは、英国のアーツ&クラフツ運動の中心的存在です。 モリスの作品は、19世紀から現在まで、アートやインテリア愛好家に根強い人気を得ています。特に有名なのは、作品が発表された当時から変わらない人気を誇る「いちご泥棒」や「ウイローボウ」のデザインです。Tuiss Décorによると、各デザインについて次のように説明されています。“「V&A いちご泥棒(ストロベリー・シーフ)」は、1883年にモリスがインディゴ抜染技法で多色プリントを実現した最初のテキスタイルです。各色を個別に染め、刷り、抜くという高度な技術と長い日数が必要とされる高価な生地だったにもかかわらず、当時不動の人気を得ました。イチゴドロボウのデザインは、モリスの別荘ケルムスコット・マナーの家庭菜園で育てていたいちごを、鳥たちに食べられてしまうことを目撃したことから生まれたといわれています。「V&A ウィローボウ」は、1887年に壁紙として、1895年にプリント生地として制作されたモリスの最も有名な代表作のひとつです。柳の木はモリスが好んだモチーフで、他のデザインの背景にもよく使われています。この自然主義的なデザインはモリスのお気に入りだったテムズ川岸の柳のスケッチから生まれました。どちらのデザインも、和室洋室問わず、伝統的なインテリアスタイルからモダンなスタイルまで幅広くお使いいただけます。