在宅ワークが日常になった今、ワークチェアは「仕事用の道具」ではなく、暮らしの風景の一部になりつつあります。けれど、いかにもオフィス然とした椅子は、リビングの空気を少しだけ緊張させてしまうこともあります。
今回は、機能性を備えながらも、住空間に自然と溶け込むワークチェアを5脚選びました。仕事の時間と、日常の時間を穏やかにつなぐ存在です。
vertebra03 WOOD / itoki

ITOKIのオフィスチェアを、住まいのために再解釈したvertebra03。
木脚仕様のWOODタイプは、ワークチェアでありながらダイニングチェアのような佇まいです。やわらかなフォルムと軽やかな印象で、リビングやワンルームにも違和感なく収まります。
長時間作業にも配慮された設計で、機能と暮らしのバランスが取れた一脚です。
CH621 Swivel Chair / Carl Hansen & Søn

CH621 Swivel Chairは、ハンス・J・ウェグナーによる回転チェア。もともとはダイニング用として設計されていますが、回転機能を活かせばワークチェアとしても心地よく使えます。
無垢材のフレームと張り地の組み合わせは、空間にやわらかな緊張感をもたらします。仕事の時間を少し丁寧に過ごしたい人に向いた一脚です。
CO TASK CHAIR / Audo Copenhagen

クラシックなシルエットを持ちながら、高さ調整や回転機能を備えたCO TASK CHAIR。
Audo Copenhagenらしい控えめなデザインで、ワークスペースが主張しすぎません。ダイニングとワークを兼ねる空間にも自然に溶け込みます。
Mynt / vitra

軽快な構造と、やわらかな色使いが印象的なVitraのMynt。オフィスチェアとしての機能を持ちながら、どこか親しみのある表情をしています。
背面のフォルムが可愛らしく、リビングに置いても圧迫感がありません。在宅ワーク中心の暮らしに寄り添う一脚です。
N-TC01 / KARIMOKU CASE

ミニマルな線で構成された、KARIMOKU CASEのチェア、N-TC01。ワーク用としても使える設計ながら、インテリアの一部としての完成度が高いのが特徴です。
木の質感と張り地のバランスが美しく、ダイニングチェアの延長のように使えます。仕事と暮らしの境界を曖昧にしたい人におすすめです。
ワークチェアを選ぶことは、働き方を整えることでもあり、同時に暮らしの景色を整えることでもあります。機能だけでなく、部屋に置いたときの佇まいまで含めて考えること。それが、長く心地よく使える椅子選びにつながります。
仕事の時間も、日常の時間も、どちらも穏やかに支えてくれる一脚を見つけてみてください。

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